加圧トレーニングと薄毛

加圧トレーニングが薄毛に有効か

薄毛・ハゲを治したい方の対策

 

男女共通の悩み

薄毛の悩みは男性だけではなく女性にも増えてきています。いろいろなデータがありますが、日本人の10〜20%は薄毛で悩んでいるのではと思います。男女ともに薄毛は生活習慣の変化などが原因だと思われますが、実際のところは原因もわからずどう対策してよいのかわからない、相談しにくいということがあるかと思います。加圧トレーニングによって薄毛を克服することができるのかを含めてまとめてみました。

 

脱毛症の種類

 

  • びまん性脱毛症:頭髪全体の髪が均等 に脱毛して毛髪が全体的に薄くなるもの。
  • 批糠(ひこう)脱毛症:フケが毛穴を塞ぐことで炎症になったことによる脱毛。
  • 円形脱毛症:一箇所または複数箇所での円・楕円形脱毛。免疫機能を担うリンパ球の働きの異常によって起きる「自己免疫疾患」と考えられている。
  • 脂漏性脱毛症:皮脂の過剰分泌による脱毛症。
  • 女性特有の脱毛症:分娩後脱毛症(エストロゲンなどの女性ホルモンの減少による産後の薄毛)や牽引性脱毛症(髪型によりますが長時間継続して髪を引っ張ることで、頭皮に負担がかかって起きる薄毛)

主な原因

薄毛/ハゲ/脱毛の原因は、主には男性ホルモン、頭皮の炎症、不摂生(不規則な生活習慣)だと言われています。

 

男性ホルモン

精巣や副腎で作られる男性ホルモンであるテストステロンが5αリダクターゼという酵素と結び付くと、抜け毛の元となるジヒドロテストステロンという物質を生成します。このジヒドロテストステロンが生成されることによって起こる薄毛(ハゲ)を「AGA(男性型脱毛症)」と言います。

 

名前こそ”男性”ホルモンですが、男性ホルモンは女性も含めた誰もが持っているもので、AGAが発症する人、しにくい人がいるのは、AGAの発症には遺伝が大きく影響しているからだとも言われています。

 

頭皮の炎症

間違ったシャンプーの使用方法、洗い方が頭皮の炎症を引き起こすようですが、頭皮の炎症は毛根にダメージを与え、抜け毛の原因になります。たとえばシャンプー時に爪を立てすぎて頭皮を傷付けたり、シャンプー自体をのつけすぎて頭皮の脂を落とし過ぎてしまったり、シャンプー後のすすぎが不十分で頭皮にシャンプーが残っていたりすると、頭皮が炎症を起こして脱毛の原因になります。

 

不摂生

当たり前ですが、不規則な生活、たとえば睡眠不足(髪を育てる成長ホルモンは睡眠中に分泌するので)や就寝・起床時刻の不規則によって自律神経が乱れて頭皮の血行が悪くなったり、偏食や喫煙(タバコ)、過度な飲酒によって髪に必要な栄養素が不足したり、ストレスによって自律神経のバランスが崩れて血圧が上がり、血管を収縮させてしまい血行不良になったりと、不摂生はいずれも頭皮の環境を悪くし、抜け毛の原因となってしまいます。頭皮の血行が悪くなると髪に必要な栄養が行き渡らなくなり丈夫な髪が育たなくなりますので、いずれも気をつけたいところです。

 

治療方法(対策)

治療については大きくは

  • 育毛剤:主には抜け毛の素となるジヒドロテストステロンの生成を妨げるタイプや、頭皮の環境改善や育毛・発毛成分で髪が育つのを助けるタイプなど
  • 治療薬:育毛メソセラピーのような注射器で直接治療薬を頭皮に注入する方法など
  • 植毛:後頭部から毛包組織ごと移植する自毛植毛など
  • 加圧トレーニング:増毛に効く成長ホルモンの分泌を促す

 

などあるかと思いますが、まずは皮膚科などの一般的な病院ではなく、頭髪治療専門の病院で診断で受けていただくのが良いと思います。そこが薄毛対策・治療の出発地点です。

食事

薄毛対策として食事も重要です。

髪の毛の大半はたんぱく質(ケラチン)で構成されていますが、そのなかでもメチオニンという必須アミノ酸が髪の毛には必要になっています。しかしビタミン同様に人間の体内で生成することができないため、食品として摂取する必要があります。

 

メチオニンが含まれる食物は、魚介類(鰹節、しらす、マグロの赤身)、乳製品(ナチュラルチーズ)、肉類(鶏むね肉、豚ロース)、豆類(大豆、納豆、豆腐)などの食品です。自分の体質との兼ね合いもありますが、意識的に食生活に取り入れていきたいですね。

 

食事についてはビタミンも意識したいですが、主に薄毛対策・予防に必要といわれるビタミンは、「ビオチン」「ビタミンE」「ビタミンB群」と言われています。

 

また薄毛対策として亜鉛も髪の毛に良いため、サプリメントで亜鉛を含んだものをご紹介します。亜鉛は精力剤や妊活サプリメントとしても良いとされています。

紫外線は髪の敵

紫外線は頭皮にダメージを与えます。紫外線によって発生した活性酸素が頭皮のコラーゲンを壊し頭皮を老化させてしまうのです。日本人の場合は黒髪なので比較的髪にメラニン色素が多く含まれており、紫外線をしっかりと吸収してくれると言われていますが、何も対策をしなくて良いというわけではありません。帽子をかぶる、紫外線対策のスプレーをする、などの予防策はしておいたほうが良いでしょう。

 

シャンプー 

シャンプーは髪とともに頭皮を洗うことを指します。毎日できることとして、シャンプーの目的と効果を理解しておきたいですね。

 

目的1:皮脂を取る。

シャンプーは頭皮の余分な脂を浮かせ、取り除いてくれます。

 

目的2:頭皮の潤いを保つ。

頭皮が乾燥してカサカサになると、フケが出やすくなります。

 

目的3:頭皮環境を良くする。

シャンプーで頭皮の血行を促進したり、髪を育てるのに必要なアミノ酸や亜鉛、ビタミンなどの栄養素を供給することができるものもあります。

 

オススメのシャンプー

描く薄毛対策メディカルSMP

イギリスでは既に10年以上の実績がある薄毛治療で、「メディカルSMP」という手法があります。専用に開発されたマイクロニードルとインクを用いて、頭皮に色素を注入することで毛根を描き、あたかも髪の毛が生えているかのように見せる技術です。麻酔をして行う医療行為になりますので、痛みに関しても個人差はあるとはいえ、施術を中止した方はいないそうです。無料カウンセリングがありますので気になる方は一度お話を聞いてみては?